{瞬感]パンデミックの前に、僕らは日常を生きねばならない

なぜ日記の更新頻度が上っているのかというと採点が嫌だからなのだが(しかも今日は表のブログにも長文を書いてしまったのだ。嗚呼!)、まあそれはともかく。


どうも新型インフルエンザ対策という奴が気になるのだ。いや、話はわかる。専門的素養がないから詳しくはわからないが、流行りだしたら家でじっとしてなさい、という話は理解できる(たとえば、ここhttp://homepage.mac.com/k_kudo/iblog/B2007620793/C1550122846/E20090123084330/index.html)。ただ、どうにも納得できない点がひとつあって、それが食料である。たとえばこういう感じ厚生労働省なども呼び掛けているのだが、2週間分の食料を備蓄せよ、という。


待てや、お前。


2週間分の食料である。それがどういうことを意味するのか、彼らは解って言っているのか。いうまでもないことだが、2週間というのは14日間だ。その一日一日に食事をする機会が3回ずつあり、つまりそれは42食分なのだ。
カップラーメンですら42個ですぜ、あなた。
尋常な量ではない。しかもこれは独り暮しの人の場合であって、三人家族なんかの場合には備蓄食料は126食分に膨らむ。自衛隊の非常食震災用の非常食セットがおおむね24食分ワンセットで売られているのを見れば、この量がいかにとんでもないかは簡単に理解されるだろう

率直に言って、これは個人で備蓄できるような量ではないと思う。そもそも置く場所に困るし、お値段だって安くはない(120食だと最低でも5万円くらいになるのではないか)。*1

実際に流行が始まったら、備えができていない人が大量に発生することは間違いない。そういう人は自己責任になるのかもしれないが、それを放っておいたら大流行の阻止にならないことは言うまでもない。

なので、ごく素朴に、今言われているようなことは(話題の提供にはなっても)真剣な対策にはなりえないのじゃないかと思う。流行が避けられないというのなら、実行困難な対策を呼びかけるのではなく、実現の可能性が高い方策を考案すべきだろう。もちろん、それなりの予算もつけて。

*1:あと、これは素朴な疑問だが二週間非常食ばっかり食っていて健康面は大丈夫なのだろうか。栄養のバランスとか、かなりやばいと思う