遺跡気分

土曜日は某研究会の日であった(もちろん「都合で」4時ごろ退席)。
報告者さんはまだ現役の院生の人で、なんだか僕の関心領域に引掛ってこないでもない論題だったので、調子に乗ってコメントなどをしていたのだ。で、月曜日に帰ってきて(その間どこに行っていたのかは秘密だ)、メールをチェックしたところ「お世話になりました」的メールがやってきていた。

まあそれは良い。というかウチの業界では水準以上の丁寧さである。

面白かったのはその先。PDFファイルが添付してあって「これは資料のヤマの中にまじっていた文献のコピーなのですが、この一ページだけで前後がありません。ちょっと面白そうなのですが、誰の何という論文の一部なのか、ご存知ないでしょうか」的なことが書いてあり、ほうほうワシの文献探偵としての技量を評価しておるのだな、ウイ奴よ、と思ってファイルを開いたら、


昔書いた俺の論文だった。


状況から言ってわざとではないと思うんだけど。やっぱり10年も続編をサボってるのはまずかったでしょうか…