フランスは黒いと思う

拉致、仏で異例の報道=「悪夢」と反響呼ぶmixiとかを見た限りでは、「あの人権大国おフランスにも衝撃が!」的な反応が多いのだけど、どうなんだろうか。

もちろん、フランス国内の様子なんかはわからないわけだけど、一介の素人としての知識で言えば、フランスは諜報、調略に関しては世界有数のエキスパートのはずだ。旧植民地を中心に、アフリカ、中東、東南アジアに幅広いネットワークを持っていて、清濁併せ呑むというか、硬軟とりまぜて自国民と自国権益を守るための活動を行なっているはずで、そのへんの綺麗事でなさっぷりは、日本どころの比ではないと思う(イラク戦争に最後まで反対していたのもその辺の思惑と情報量が関係していたはずだ。そしてアルカイダのテロにも全然遭っていない)。

勿論、それは政府・与党だけではなくて、野党・NGOにも共通している姿勢のはずで、だから今回のも「ええ!そんな邪悪な国家が存在するなんて!」という驚き、ではないのじゃないかという気がする。
政府はなぜもっと上手く裏取引をしていないのか、そこに潜む裏の裏の事情は何か、というようなことを考えている、という気がするんだけど、邪推しすぎかなあ。